首都圏不動産 Tokyo-realestate

首都圏の不動産投資やお部屋探しについて書いてます。

これも覚えましょうね!

めやす賃料制度について

 財団法人日本賃貸住宅管理協会 (以下「日管協」)では、賃貸住宅斡旋等における商習慣・賃貸条件が異なる賃貸住宅市場において、借主が賃貸借期間中に支払うべき金員を明らかにすることで、借主との紛争の未然防止や、賃貸事業者間の公平な競争の確保につなげるために、「めやす賃料表示制度(仮称)」の施行に向けて整備を進めています。

 めやす賃料表示制度は、賃貸住宅の種別や状況などにかかわらず、賃貸借契約書に定められている借主の負担する賃料、共益費(管理費)、敷引額、礼金、更新料を4年間継続した場合の総額を1ヶ月当たりに平均した金額を「めやす賃料」として物件募集の広告に表示する制度です。

 この制度策定の背景には、賃貸住宅の商習慣が地域ごとに異なり、消費者が戸惑うケースが散見されることや、実質的な賃料を共益費や礼金または敷引に分散させ、見せ掛けの賃料を低く抑えるというような不正な競争が増加していることが挙げられます。

 

 めやす賃料表示のイメージとしては、「賃料とみなされる費用」を平均的な入居期間の4年間(48ヶ月)で割ったものを、一ヶ月のめやす賃料として情報誌やホームページなどの広告に、現在の募集条件と併せて表示するものです。

 この制度は、日管協の自主的なルールによって運用されるもので、現時点ではすぐに法制化される訳ではありませんが、健全な運用をすることで、お客様から信頼を得ることができますので、弊社としても積極的に本制度に取り組んで行きたいと考えております。