首都圏不動産 Tokyo-realestate

首都圏の不動産投資やお部屋探しについて書いてます。

コスト

賃貸仲介業って、アパレルなんかと同じでお店にお客様が入ってきただけでは売上になりません。

しかも申し込みが入っても、お金にはなりません。

アパレルなら予約の内金とかあって、お金を受領することができますけど賃貸仲介業では手付金名目での金品受領も、申込証拠金としての受領も東京都は認めておりませんのですだ。

一部のアパマン屋(業界内で言う、悪質業者)では、いまだに申込時に金員を受領しているところもありますが…

(酷いところでは契約金全額受領するところもあります。しかもキャンセルの際にはその内の一部を違約金と称して、ちゃっかり戴いているところもあります。)

たしかにキャンセルされて、しかも他社で他の物件を決めたとなるとキャンセルされた会社はタダ働きで一銭にもなりません。

お金を預かっていれば、もう一度探しなおして他社へ行くのを食い止められますからね。

図面取得の経費(FAX通信料、紙代、コピーやプリント代)や電話代、車で案内すればガソリン代、電車なら同行する電車賃。

マンションの一室で事務所を構え、電話とFAXだけで営業してるならこれくらいですが、今時そんな場所へお越しくださるお客様も少なく、通り沿いの駅近1階若しくは2階の店舗を構えるとなるとイニシャルコストも結構かかります。

更に現在ではインターネットでの物件掲載は当然で、レインズ登録、HOMES、athomeなどの掲載料ともちろん自社HPの制作も当然なんで大変なんですよぉ。

なので、賃貸仲介のお店は2極化してます。

1つが来店したお客様には何がなんでも決めてもらう!他社へは行かせない。そのためには手段を選ばない!ってお店ともう一つが

来店していただいたからには一生懸命お客様のためにお部屋を探すけれど、最終的にはお客様が納得したお部屋を選んでいただきたい。

もし今回残念ながら、ご縁がなかったとしても次回のお部屋探しの際にまた来ていただきたい、あるいはお知り合いの方をご紹介していただくことも可能なので精一杯頑張るというお店ですね。

どちらがお客様にとって良いお店でしょうか?