賃貸のお部屋を借りるには、この「入居審査」があります。
この入居審査の基準は一律ではありませんので厄介ですww
一番の目的は、入居後の家賃滞納がないように、また滞納時に家賃を補填するために連帯保証人などから不足家賃を徴収できるようにすることです。
入居者が家賃を支払い続けることができるか否かの判断は、勤務先と年収で判断します。
勤務先は在籍確認を電話でするのが通例です。(信販会社の審査と同じね。)
年収は自己申告だけのケースと源泉徴収票の提出、公的収入証明(課税証明or納税証明or住民税決定通知書)の提出があります。
また、必要年収は借りる家賃+共益費の3倍×12か月と一般にはされています。
これが不足しているといくらお部屋を気に入っても住むことはできません!なので住宅ローンもそうですが、自営業の方は実際には必要年収以上稼いでいても、申告している収入が低いので難しいケースもあります。
修正申告って手もありますが、収入を上げると翌年以降にいきなり収入を下げることが難しいので(税務署が来るからねぇ)余りしないほうがよいです。(税額もあがるのでww)
最近は保証会社があるので、以前よりは大手(旧財閥系などね)の審査も通りやすくはなりましたが…
あと、信販会社と提携しているケース(投資用分譲マンションに多い)ではブラックの方は完全にNGです。
それから管理会社の審査だけのお部屋と管理会社&PM会社の審査後にAM会社や貸主の審査があるケースがあります。
これがもっと厄介です。
久々にこの間やられました!管理会社の審査は通っていたんですが…貸主NG!!
勤務先も年収も問題なかったんです。保証人にも確認がとれていてNG
理由は不明?で教えてくれません。お客様に説明するのが大変でした。。
私も審査側にいたのでいくつかの審査落ちのパターンはわかりますけどねぇ。お客様や仲介会社が聞いたら激怒するほど理不尽な理由もあります。
ネゴ(賃料交渉や礼敷減額交渉)が入っただけでNGもあり、勤務先のネームバリューがないからNGとか、弁護士は退去のとき揉めたことがあるからNG、業界人は大麻など薬物で捕まったことがあるからNG、外国籍はNG、水商売NG(銀座のクラブのママさんはOK)などなど。。
このように職業差別や人種差別的なNGも実際にはありますが・・理由は説明しないってことで表にはでてきません。
もっと酷いのは、PM会社がAMに説明するのが面倒くさいからNG、貸主に交渉ごとをするのが面倒だからNGとかもあります。
募集図面に外国籍不可、水商売不可、諸条件相談など記載してあるほうが良心的に思えます!
住宅を購入するときはこんな理不尽な審査はありませんけどね。