いやぁ、J-REITネタがない。。
これといったニュースがないんですよね。
でも、私募リートの取得情報はいくつかあります。
やっと不動産運用は長期安定によるインカムゲインが正しいのかな?っと。
私募リートに投資したい機関投資家さんは多いようで…
8月の記事ですが。
2013/8/5 日本経済新聞
非上場の不動産投資信託「私募REIT」の販売対象が今夏以降、事業会社などにも広がる見通しだ。これまでは銀行、生保、年金基金など機関投資家に限定されていたが、投資家数の拡大で三井不動産や三菱地所系が事業会社を対象とする条件を満たした。7月末で4000億円強に増えた資産規模の拡大に弾みがつきそうだ。
まぁニーズとして、大口投資家さんは頻繁に換金するわけでもなく、長~く預けて利益を確保できればいいわけで、ましてや株式市場の影響で大きく価格が変動するのはNGでしょうから。
まだ市場規模がJ-REITほど大きくないので、私募リートの組成があちこちで為されているため、私募リートのほうで物件取得が進んでいるのでしょうね。
ゴールドマンの私募REIT、六本木の複合ビルを富国生命から取得
2013/11/07 日本経済新聞
ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント(本社:港区)の私募REIT(不動産投資信託)であるジャパン・プライベート・リート投資法人は2013年9月、港区六本木3丁目の複合ビルを取得した。
こうなると私募ファンドからのEXITは私募リートとJ-REITの2つになるわけで、運用側としては優良な建物ほど私募リートへ組み込みたくなりますわなぁ。
不動産運用は取得(アクイジション)よりも出口(ディスポジション)が難しいわけで、さらに償還期間が3~5年の短期だと勢いキャピタルゲイン狙いになるものでして。
ファイナンスもJ-REITは50~60のレバですが私募リートは30~40の低レバで貸す側のリスクも小さいし、以前のJ-REITは70の高レバで不動産価格が下落すればエクイティはもちろんデットも毀損してますからねぇ。
高額、巨額の案件は私募リートへって流れになりそうですね。
そうなるとJ-REITは小粒揃いになるのかねぇ。そしてそれをNISAで個人投資家(というよりは一般市民かな?)が買うってことだぬ。
まぁ経済はお金のあるところにはお金が集まり、お金のないところは搾取or損失を被るだけね。
1億円以上投資できる個人なんて、そんなにいないだろうからさぁ。