首都圏不動産 Tokyo-realestate

首都圏の不動産投資やお部屋探しについて書いてます。

大家さん

今日は白金台にマンションをご所有の大家さんがアポなしでご来店されました。

お話を伺うと、今まで賃貸管理を頼んでいた不動産会社が突然廃業され、そのお部屋の管理を依頼したいとの事でした。

現在の入居者様は家賃の遅れや滞納もなく、優良な店子さんとのことで問題は無いようでした。

ただ、現契約が平成20年6月1日~平成22年5月31日までとのことで更新の手続きを急ぐ必要もあってお困りでした。そこで早速賃貸管理を請負い、これから店子さんへご挨拶をして月内に更新の手続きを完了する予定ですが・・

まぁ酷いもんですなぁ。廃業にあたって通知が来ただけだそうです。

敷金は大家さんが預かっていたようなのでよかったですが、サブリースなんかしてたら敷金も礼金も管理会社が受領、保全するので倒産なんかの場合には店子さんへ返す予定の敷金が無くなってしまい、大家さんが敷金返還義務を負う羽目にもなったりします。

これ以前にも書きましたが、バブル期崩壊後に結構 あった話しです。

家賃保証がある管理で敷金を管理会社が保全している場合には、今みたいに景気の悪い時期は気をつけたほうがいいですよ。

賃貸契約書や東京ルール、更新契約書を大家さんから拝見させて頂きましたが、代表者印が押してあるのに代表者氏名ではなく担当者名であったり??な契約書でした。

実際には入居者募集業務と更新業務、大家さんへの取次ぎ業務のみ行っていたようですけどね。

管理会社の賃貸管理には上記のような業務だけと上記業務+集金代行と言って家賃を一度管理会社に振り込ませてから管理手数料5%前後を差し引いて大家さんへ送金するパターン、家賃を空室でも保証し管理会社が大家さんとなる、サブリースの3つを行っている管理会社がほとんどです。

集金代行には遅れ家賃の督促業務も含みますが、これも管理会社の経営がうまくいってないと、店子さんは家賃が遅れていないのに管理会社が滞納していると言って、大家さんへの送金を遅配しているケースもあるそうですので、ご自身が任せている管理会社が本当に信頼できるのかご注意を!

でも管理会社を変更するのも中々難しいようです。

管理会社も管理が離れると売上が減るので引き止めるのに必死です。なかには管理契約解除の際には法外な違約金を請求する文言が入った契約書もありますので確認してくださいね~。

売却の際にも旧管理会社と新管理会社の引継ぎがうまくいかなくて、突然違う管理会社から別な家賃の振込み口座が書かれた書面が送られてきて、「新手の振り込め詐欺か!」って大騒ぎになってしまうことも、笑い話のようですが実際にありますので・・

大家さんも管理会社を選ぶ際にはよく契約内容を確認して、その管理会社の評判なんかも2ちゃんねるなどでチェックしましょうね。

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