投資家から集めたお金で不動産を取得し、賃料収入や売却益を分配する
J-REIT(不動産投資信託)の投資対象が多様化している。
オフィスや住宅、商業施設などを運用先とするものが多かったが、12日に
旅館などの宿泊施設に的を絞ったREITが東京証券取引所に上場。
政府による制度整備を受け、高齢者向け住宅や介護施設といったヘルスケア
施設の専門REITも増える見通しだ。
12日に東証に上場したのは、高級旅館やホテルなどを運用対象とする
星野リゾートから国内の宿泊施設6物件を計150億円で買い取り、同社に
貸し出す。
計画だ。
値ごろ感もあり、初値は57万円と公開価格を12%近く上回った。
REITをめぐる投資環境は好転している。
1412・66と、1カ月半ぶりの水準を回復。
REITによる今年の物件取得額は1兆4千億円超と、昨年の
約8千億円を上回っている。
政府もREIT市場の環境整備を進める。高齢者向け施設の供給不足
を解消するため、ヘルスケア専門REITの創設を平成26年度にも認める。
安心して投資できるよう施設運営業者の財務状況をREITに把握させ、
投資家に情報開示させる方針だ。
これを受け、新生銀行は資産規模が1千億円程度の専門REITを
立ち上げ、26年度にも上場させる。
物流施設専門REITの上場も相次ぐほか、イオンは商業施設専門
REITを上場させ、海外施設の取得を視野に入れる。
と言うことで、ここに注ぎ込むお金をNISAから引っ張るわけだな。。