首都圏不動産 Tokyo-realestate

首都圏の不動産投資やお部屋探しについて書いてます。

J-REIT銘柄 いちご不動産投資法人

こんにちは!週末の日曜日、如何お過ごしでしょうか?9月に入った途端、関東は雨曇りですっかり秋めいて来ました。2020年のオリンピック開催地も今朝方「東京」に決まりまして、それまでの7年間で日本の経済や原発問題はどうなっているのでしょう?昭和39年の開催時には首都高、地下鉄などのインフラ整備が行われ、競技場の箱モノなども建設されたことで景気は良かったようですが、今回はいかに!

まぁアベノミクスも息切れしかかっていたので、暫くはこれで更なる景気回復へ向かうかな?

散々叩かれてきたので、無駄な公共事業へジャブジャブ税金を投入するわけにいきませんでしたが、これで大手を振ってお金をつぎ込めますね。でもそれは首都圏だけの話ですが…

では本日は、「いちご不動産投資法人」を。

いちご=一期一会からきたそうです。宇多田苺(知らない人はスルーで)のイチゴかとおもったら違いましたね。

まーた、これが色々とややこしい投資法人でして。

クリードオフィス投資法人」と「FCレジデンシャル投資法人」が2011年11月に合併して誕生しました。

まず「クリードオフィス投資法人」ですが、母体企業はクリードで主要株主が伊藤忠中央三井信託銀行三井住友銀行モルガンスタンレー証券、オフィス・商業施設のリート。

過去の開示情報を見ていくと…酷い運用会社でしたね。当時はまだ私もファンドにいましたので、クリードはヤバい!ってよく耳にしましたっけ。

看板落下に給水管からの漏水事故、建築基準法違反物件の取得、アスベスト使用物件の未対応、増改築工事中の賃料未収入考慮なしなど不適切な物件取得により、2008年11月に証券取引等監視委員会から善管注意義務違反に係る行政処分勧告及び金融庁からの業務改善命令が出されましたww

私のいたファンドも取得価格なんかで高買いしてるなぁとかありましたけど、リート組込には法令遵守してましたよ。デューデリがどんだけいい加減だったのかね。

そして、2008年12月にいちごアセットトラストに全株式を売却しました。

この時の商号は「ジャパン・オフィス投資法人」でその後「(旧)いちご不動産投資法人」へと変更しています。

親会社のクリードは2009年1月にDIP型会社更生手続きの適用第一号となり、2011年1月に更生手続き終結が宣言され存続しています。

一方の「FCレジデンシャル投資法人」は設立時の母体企業はファンドクリエーションでしたが、2007年頃から大量保有報告書によればプロスペクトなどの投資会社が株式を保有しています。

※プロスペクトは別に投資法人を所有していました。

ファンドクリエーションは元々が投資会社ですから、不動産に限らず様々な金融商品に投資家から集めたお金を投資してます。

ここは住居・ホテルのリートなんですが、気になったのは保有物件の地震PML値が10前後と高めなことかな。

やっぱりデューデリがイマイチかなぁ。不動産のプロではないようですから。

そしてどんどん資金調達が難しくなり、LTVが28くらいまでなっちゃいました!そこで現れたのがいちごww

BLEACHぢゃないよぅ。(これも知らなければスルーで)こうして、いちご不動産投資法人へと2011年11月に統合され総合型のリートへとなりました。

現在の株価が57,800円で配当利回りが5.16%と優秀です。

但し、現在までにどのくらい資産の入れ替えが行われ、保有物件の質が向上しているか今後見極めが必要でしょうね。

ポートフォリオを細かく見ればわかるでしょうが、それほど暇ではないのでこのくらいで。