これは滞納保証会社の台頭によるものです。
トリオや日本賃貸保証株式会社(JID)なんかは結構昔からありましたが、
入居審査が厳しいのと管理会社がトリオと契約していないと利用できな
かったため余り普及しませんでしたが、東京賃貸保証という会社は大手
管理会社と包括契約(管理物件全ての契約に保証会社を必ず利用すること
を締結することで躍進しました。(一時は上場会社でしたからww)
今は、RENT GOって名前で存続していますけどね。
その他にもフォーシーズやMAG(これはSFCGの関連会社で倒産したの
かな?)、全保連、信販系やらHOMESもやってますが、今一番大きいのは
リクルートフォレントインシュアかな?
でもこれって金貸しと同じで、ボリュームが上がれば上がるほど滞納率が
増えて、結局、入居審査が厳格化するというジレンマに陥ります。
今の形態では儲からないでしょうねぇ。もともとは保証人なしで賃料の
1ヶ月が保証料でしたので、それくらじゃないと合わない商売だと思いますよ。
しかも最近では、敷金ゼロでは保証会社も受けられない(夜逃げ率が以上
に高くなるため)から、最低でも敷金は1ヶ月以上となっているのが現状です。
また、不動産ファンドと共に増えたのが広告料です。法的には賃貸仲介に
おける手数料は賃料1か月分が最高額で貸主から50%と借主から50%
なのですが・・・
業務委託契約締結にて業務委託料を支払うことはグレーですがww
※最近は賃借人募集補助費用なーんて名目もあります。
サブリース物件の場合は空室は管理会社の持ち出しになるので、お客が
つき辛いお部屋には広告料(AD)はありましたが、今ほどではありませんでした。
不動産ファンドでは以前も書いたように、転売(ディスポジション)時のキャピ
タルゲイン狙いの場合には、鑑定評価額を高く保持するために高めの賃料
設定を下げる事はしませんので、賃貸営業会社の客付けに依存していました。
そこで、広告料(AD・業務委託料)を餌にしていたわけです。
また、アップサイド賃料を狙う目的で、ペット飼育可も随分一時期は増えま
したね。これは、その後に施行された東京都賃貸紛争防止条例にも効果が
あって、ペット飼育は原状回復費用負担割合における通常使用とはなりませんのでねぇ。