首都圏不動産 Tokyo-realestate

首都圏の不動産投資やお部屋探しについて書いてます。

不動産鑑定?不動産査定?

東京では、坪単価8,000,000円というリーマンショック以降、最高値のマンションが売り出されます。

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三菱地所レジデンス(株)は、都心のフラッグシップマンションシリーズ「ザ・パークハウスグラン」の第3弾となる「ザ・パークハウスグラン千鳥ヶ淵」(東京都千代田区、総戸数73戸、販売対象住戸22戸)第1期販売を、9月上旬から開始する。

建物は、(株)竹中工務店施工の免震工法を導入。外観は、山西緑の御影石を使用。軒や庇など伝統的な日本建築のモチーフを取り入れ、2,400mmのハイサッシュ、ガラスバルコニーと併用することで、採光性と直射日光軽減を実現した。

住戸は、専有面積72~179平方メートル。全戸が南東面、ほとんどの住戸が多面採光、8m以上のワイドスパンで、天井高2,800mmを確保。内装は、御影石や桐などの天然素材をふんだんに使用し、設計段階からのフルオーダーにも対応している。

販売予定価格は、1億6,000万~5億4,000万円台。最多価格帯2億7,000万円台。平均坪単価は800万円を超える見通しで、同社がバブル崩壊後分譲したマンションで最高額となるほか、リーマンショック後分譲されたマンションとしては、業界最高額となる見込み。

都心では本当に景気回復感が出てきたなぁって感じです。

私はマーケット情報を見る上で、この記事の株式会社不動産流通研究所のサイト(Facebookに公式アカウントもあります。)と日経BPのケンプラッツをブクマして目を通してます。

でもケンプラッツは年間購読しないと読めない記事が多くて…年間購読料は150,000円以上します。

内容は不動産流通研究所のサイトでは不動産ニュースや統計データ、J-REIT一覧なんかがあって見やすいです。

ケンプラッツは不動産の売買情報やオフィスの移転情報なんかがわかりますが詳細は年間購読限定記事です。

不動産市況についてはどちらでも記事になっていますが、そのソースはCBREとか三鬼商事とか東京カンテイとか(これらはほとんどオフィス市況ね。)、不動産流通研究所では独自データも出しています。

で、不動産価格には査定価格と鑑定価格があります。

まず、不動産査定について。

ここでいう査定とはこの物件はいくら、と相場を出してくれる事です。

もう1つの鑑定に比べると信頼性は多少劣るものの料金は鑑定に比べて安いので単純に物件の価格など参考にしたい場合に用いられる事が多いようです。

また、査定の場合は大体の不動産業者が無料で行ってくれるのが一般的なようです。

そして不動産鑑定について。

まず、不動産鑑定というものは国家資格である不動産鑑定士にしか出来ない事、ということ。査定と比べて料金は高く、時間もかかるが査定よりも信頼性の高い資料として扱われます。

という事なんですが…

鑑定会社や鑑定士の経験などによっても価格が異なるんですねぇ。。

私のいたファンドでは鑑定評価を数社に依頼して、一番評価の高い鑑定会社を採用していました。

評価が出ない?!って鑑定会社もありました…不動産の鑑定評価はお国が定めた法律で決められた方法で評価するのに違いが出ちゃうんですなぁ。

しかも、鑑定評価の方法にも「原価法」、「収益還元法」、「取引事例比較法」、「直接還元法」、「DCF法」、「賃貸型開発法」、「開発法」っていくつあるんだ。

この中ではDCF(Discounted Cash Flow)法は不動産鑑定においては 2002年の不動産鑑定基準の改訂の際に正式に採用され、一つの資産を対象にしているため、キャッシュフローが高い確度で導き出せる「不動産」においては適切な評価法であると言われています。

ところが不動産鑑定をDCF法で行っても、そのIncomeの基準となる賃料は鑑定ではなく査定or現行賃料なんですよww

だから、年間収入の基礎となる賃料がいつのものなのか?レントロールで契約時期とその賃料を調べ、現在の相場と異なっていないのか?(10年以上前に入居して賃料が高いまま改定してないケースは結構あったりします。)どこの会社の誰が査定したものか?近隣事例と数多く比較されているか?は必ずcheckしてください。

賃料の査定表にゴム印だけで社印がなく、誰が査定したものか担当者も不明なものが添付されていてアクイジションとよく揉めましたわ。